夏の日差しの熱を、
家に入る前に跳ね返す。

真夏の屋根や外壁は、日差しを受けて高い温度になります。
その熱は、赤外線(輻射熱)として家の中へ伝わってきます。
断熱材が熱の伝わりを遅らせる部材だとすれば、遮熱シートは熱を跳ね返す部材です。

WORRIES

こんなお悩みはありませんか。

  • 「夏の午後になると、2階の部屋がこもったように暑くなります」
  • 「西日の当たる部屋は、夜になっても壁が熱い気がしています」
  • 「断熱材だけで、夏の暑さへの対策も十分なのか分かりません」
外壁の層の重なり。遮熱シートの前に、通気のための空気の層がある

ABOUT

熱を、跳ね返すという考え方。

熱の伝わり方には、ものを伝わる「伝導」、空気が動く「対流」、光のように飛ぶ「放射(輻射)」の3つがあります。遮熱シートは、アルミなどの反射しやすい面で赤外線を跳ね返し、放射による熱の出入りを抑える部材です。夏は外からの日差しの熱を跳ね返し、冬は室内側の熱が放射で逃げるのを抑える働きがあるとされています。反射する面が空気の層に面していることが、遮熱シートが働く条件です。そのため、外壁や屋根の通気層(外壁材と下地の間の空気の通り道)と組み合わせて施工します。

遮熱シートの仕組みを示す図

POINTS

数値で見る、遮熱シート。

  • POINT 01

    防水の性能保証

    10年

    透湿・防水・耐久など、外壁の透湿防水シートに求められるJIS規格(JIS A6111)の性能を満たし、防水性は10年の性能保証が付いた製品です。

    ※メーカー公表(出典:『ラミテクトサーモ』製品資料)。

  • POINT 02

    使う部位

    外壁の下地

    外壁材の内側、通気層に面する位置に張る「遮熱型の透湿防水シート」です。雨を防ぐシートそのものに、熱を跳ね返す働きを持たせています。

  • POINT 03

    夏の温度差

    最大2℃

    従来の透湿防水シートを使った壁と比べた試験で、真夏の室温に最大2℃の差が出ました。

    ※メーカーの屋外実験棟での比較試験(出典:『ラミテクトサーモ』製品資料)。当社施工物件での実測値は、今後掲載予定

足場の内側で、外壁全体にラミテクトサーモを張った建築中の住宅

PRODUCT

採用しているのは、
遮熱型透湿防水シート「ラミテクトサーモ」。

日射で温められた外壁から放射される熱を軽くするために開発された、新しいタイプの透湿防水シートです。雨水を防ぎ、湿気を逃がすという透湿防水シート本来の役割に、熱を跳ね返す働きを加えています。ゴム、アスファルト、塩ビを使っていないので、燃やしても悪臭や有害ガスが出にくい、環境にも配慮した製品です。

夏は外からの熱を、冬は室内の熱を、ラミテクトサーモが跳ね返す仕組みの図

夏は涼しく、冬は暖かく。

特殊な加工で赤外線を反射します。夏は外からの日射の熱を跳ね返して「涼」を、冬は室内の熱が外へ逃げるのを抑えて「暖」を。壁の透湿防水シートを置き換えるだけで、住まいの熱の出入りを抑え、夏涼しく冬暖かい家に近づけます。

屋外実験棟での室内温度の変化のグラフ。ラミテクトサーモの壁は、従来の透湿防水シートの壁より室温が低く推移している

室内温度で、最大2℃涼しく。

従来の透湿防水シートを用いた壁と、ラミテクトサーモを用いた壁で、真夏に比較試験を行った結果、室温に最大2℃の差が出ました。日中の気温が上がる時間帯ほど、差が大きくなっています。

電子顕微鏡で見た、ラミテクトサーモの表面と一般的な透湿防水フィルムの拡大写真

湿気は通し、水は通さない。

湿気は通しても水滴は通さない、ごく小さな穴が無数にあいています。高い透湿性で壁の中の結露を抑えながら、外からの雨水の浸入を防ぎます。

ラミテクトサーモ物性表

ラミテクトサーモの物性値とJIS A6111規格値の比較
試験項目JIS A6111規格
(透湿防水シートB)
ラミテクトサーモ
透湿性(㎡·s·Pa/μg)0.13以下0.13以下
結露防止性室内側20℃・湿度60%、外気側−5℃の条件で結露しないこと結露は認められなかった
引張強さ(縦/横)100N以上/100N以上300N以上/100N以上
つづり針保持強さ(縦/横)27N以上/27N以上40N以上/40N以上
発火性発火しないこと試験開始から終了まで発火は認められなかった
防水性(水圧)10kPa以上34kPa以上
耐久 防水性(水圧)8kPa以上8kPa以上
耐久 引張強度残存率(縦/横)50%以上/50%以上70%以上/70%以上
熱収縮性(縦/横)1.5%以下/1.5%以下1.5%以下/1.5%以下
防風性(通過時間)10秒以上350秒以上

※物性値は、(財)建材試験センター、日本化学繊維検査協会での測定結果で、保証値ではありません(出典:『ラミテクトサーモ』製品資料)。図版・写真は製品資料のものです。

BENEFITS

暮らしの中で、こう変わる。

  • 夏の夜、熱のこもらない2階の寝室

    01夏の夜の寝室に

    日差しの熱が屋根や壁から入りにくくなると、夏の夜も2階の寝室に熱がこもりにくくなります。寝苦しさをやわらげる工夫の一つです。

  • 真夏の昼下がり、日差しの強い外と、涼しい室内

    02冷房の効きを助ける

    外から入ってくる熱が減れば、冷房でつくった涼しさを保ちやすくなります。エアコンに頼りきらない夏の過ごし方を考えた部材です。

  • 冬の午後の日だまりで、温かいお茶を手にする

    03冬の暖かさにも

    反射する面には、室内側の熱が放射で逃げるのを抑える働きもあるとされています。夏だけでなく、冬の心地よさにも関わる部材です。

遮熱シートの上に、通気層をつくる胴縁を取り付ける大工の手元

WHY SAKAE

張り方まで、独自の仕様に。

遮熱シートは、張れば効くという部材ではありません。反射する面が空気の層に面していること。シートの継ぎ目や端がきちんと処理されていること。性能は、施工の精度に大きく左右されます。栄建築では、独自の仕様で遮熱シートを施工しています。外壁の下地をつくる工程は、自社の大工が担当します。通気層の厚みを確保し、シートを傷めないように張ります。完成すれば外壁の内側に隠れてしまう部分まで確かめてから、次の工程に進みます。夏に西日を受ける壁も、真上から日差しを受ける屋根も、同じ考え方で納めます。断熱材で熱の伝わりを遅らせ、遮熱シートで熱を跳ね返す。役割の違う部材を重ねることで、夏も冬も心地よく過ごせる家を目指しています。

COMPARE

一般的な仕様との比較

遮熱シートと一般的な仕様の比較表
項目 栄建築の仕様 一般的な仕様の例
夏の熱への対策 断熱材+遮熱シート 断熱材のみ
外壁の下地のシート 遮熱型透湿防水シート(ラミテクトサーモ) 一般的な透湿防水シート(反射面なし)
夏の室温 従来のシートの壁より最大2℃低い(メーカー試験) —
防水性(水圧) 34kPa以上(JIS規格値の3倍以上) JIS A6111規格:10kPa以上
施工の条件 反射面を通気層に面して張る —

※栄建築の仕様の数値は『ラミテクトサーモ』製品資料(測定値であり保証値ではありません)。一般的な仕様は一例です。

SPEC DATA

仕様データ

製品名
ラミテクトサーモ(遮熱型透湿防水シート/品番 LS-100-50)
メーカー
—
規格
幅1,000mm×長さ50m・5.7kg/巻/JIS A6111 透湿防水シートB 適合
採用部位
外壁の下地(通気層に面して張る)
採用区分
—
採用商品
極 / 匠 / 和 / 紡 / 零和
メンテナンス・保証
防水性10年性能保証製品(メーカー表示)
出典
『ラミテクトサーモ』製品資料

FAQ

よくある質問

遮熱シートと断熱材は、何が違うのですか?

断熱材は、熱が伝わるスピードを遅らせる部材です。遮熱シートは、日差しなどの赤外線を跳ね返し、放射による熱の出入りを抑える部材です。役割が違うため、栄建築では両方を組み合わせて使っています。どちらか一方ではなく、重ねて考えることが大切です。

遮熱シートの性能は、どのくらい続きますか?

反射する面の汚れや劣化によって、性能は少しずつ変わる可能性があります。採用しているラミテクトサーモは、防水性について10年の性能保証が付いた製品で、JIS規格の耐久性の試験でも、引張強度の残存率70%以上(規格値は50%以上)という結果が出ています(メーカー資料による測定値)。壁の中の通気層に面して施工するので、雨や直射日光に直接さらされない位置に納めています。

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