広く見える・使える間取り

予算内でできるだけ広い家を建てたい

お客様から伺うことの多い要望です。
予算を抑えるためには、建物をコンパクトにするのが定石なのですが、欲しい部屋はたくさんあるというわけで、悩まれる方が多いようです。でも大丈夫。小さな建物でも工夫次第で、十分ゆったりと暮らすことができます。そこで、先ほどのお客様に対する栄建築女子部のアンサーは・・・

建物はできるだけコンパクトにして、中を広く見せる工夫をします。

この場合、空間を有効に使うことのほか、視覚的にも広く感じさせることが大切。ポイントを挙げてご説明しましょう。

Point1.廊下

無駄な廊下スペースをなるべくつくらないようにします。和室をつくる場合も、LDKと一体にして、和室の建具を開け放せば一つの部屋になるようなプランを考えます。

1.廊下スペースをなるべく少なく
2.LDKと一体化した和室!

Point2.壁

視界を遮る壁をできるだけ設けないようにします。ただ、全く壁なしでは空間が間延びするので、腰壁や垂れ壁など視線を抜けさせつつ、間仕切りの役目を果たす壁を上手に利用します。

視界を遮らず、空間を間仕切ります

 

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Point3.扉・天井

玄関ホールからLDKに入る扉をわざと斜めにします。まっすぐに入ってきた時に比べて、見渡せる範囲が広くなるので、部屋が広く感じられます。また、その際に玄関ホールの天井を低く抑え、LDKの天井との高低差をつけるとより効果的です。

扉を斜めにし、広く見える工夫をしています

Point4.デッドスペース

デッドスペースをつくらないことは、広く暮らすための鉄則です。そのための方法として栄建築では、持ち込みの家具、購入予定の家具の寸法をあらかじめ図面上に落とし込み、そのサイズに合わせて部屋の広さを決めています。天井高や照明の位置、コンセントの位置なども、これから使う家具に合わせて決定すれば、無駄のない、使いやすい間取りになります。

配置予定の家具の寸法を図面上に配置し、無駄のない間取りへ!

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Point5.電気配線

電気の配線がごちゃごちゃしていると、家具を置いてももたついて、部屋の中がなんとなくすっきりしません。栄建築ではそのようなことのないように、電化製品をどこに置くかを詳しく伺ってから電気配線を考えます。最近は電源付きのキッチンボードが多くなりましたが、コンセントの引き込み口の位置は様々なので注意を要します。また電子レンジなどでは、万一の火災の危険性を避けるため、直接電源につなげるようにしています。

Point6.動線

行き止まりをつくらないことは、住みやすさにとって大変重要な要素です。LDKからパントリーへ、そして洗面所へときれいに流れていれば、家事がスムーズにできる証拠です。この図面では廊下側からも出入りできるようになっているので、お客様が来られているような時には、リビングを通らずに行き来ができます。また将来、お母様の部屋になる予定の仏間も、キッチンやトイレに近く、階段から誰かが下りてきても、気配を感じられる間取りになっています。

1.キッチンと水廻りが一体化しているので便利!
2.和室のおばあちゃんはトイレも洗面所もラクラク

どうぞご相談ください!

いかがでしたか?
コンパクトでも広い家をつくるコツは

廊下をなるべくつくらない
視線は端から端へ抜けさせる
デッドスペースをつくらない
行き止まりをつくらない(ぐるっと回れる間取りにする)

などでした。土地の形や家族構成、住まい方の希望などによって、細かい部分は変わるので、よろしければ栄建築女子部にご相談くださいね!ご相談だけでもお気軽にどうぞ。

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