大黒柱と丸太梁のある家

大黒柱と丸太梁のある家

神様が宿る家

お客様の夢を叶えることを一番に考えている栄建築ですが、できればおすすめしたいと思っているのが「大黒柱」と「丸太梁」です。

日本の伝統的な軸組工法の中で、もっとも重要な柱が大黒柱です。それを象徴するように他の柱よりも太い材料が用いられ、柱自体が存在感と威厳に満ちています。それもそのはずで、この柱は古来、神宿る柱として大切に扱われてきました。

話は飛びますが、みなさんは伊勢神宮にお参りされたことがありますか?神宮のもっとも聖なる場所には柱が一本立っているだけです。日本人はこの柱に神が宿ると考え、神様を数える際にも一柱、二柱と言い習わしてきました。有名な諏訪の御柱祭からも、高くそびえる柱がいかに神聖視されてきたかがわかります。日本人はこの、柱に対する崇敬の念を、そのまま自分たちの家に持ち込みました。それが大黒柱です。

神様が宿る家 神様が宿る家

幸せをよぶ大黒柱

家には神様が居なくてはいけない、栄建築ではそう考えています。だからこそ大黒柱のある家をおすすめしているのです。神様なんていまどき古臭いと言うなかれ。自分たちより大きな存在が、家を、そして家族を見守ってくれていると思うだけで、心があたたかくなるものです。人間はそれほど強くありません。守られていると感じて毎日を過ごすことは、決して悪いものではないと思います。

・・・と、ここまで結構固いことを書きましたが、子供たちって柱が好きって知っていましたか?先日も建築中の現場を見に来られたお客様のお子さんが、すっと大黒柱に寄っていきました。子供は神様に一番近い存在だから、何かを感じるのでしょうか?また構造上、大切な柱を木の形のままにしたら、子供たちが大喜びしてそこで遊んでいるお家もあります。「人」と「木」という字を組み合わせて「休」という字が出来ているように、すっくと立つ木のそばで、人はやすらぐのかもしれませんね。

 

 

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棟と梁

屋根の一番高いところを指す「棟」。そして棟木と直行して屋根を支える「梁」。どちらも日本建築の屋根の重要部材です。だからこそ2つの言葉を組み合わせた「棟梁」が、建築の責任者をさす言葉として使われるようになりました。高くそびえ立つ棟と梁は、「棟梁」が建築設計士、現場監督、技術者、経営者の全ての職能を兼ね備えた人物であることを、誇らかに表現しているかのようです。

栄建築では職人魂の象徴とも言える「梁」を、大黒柱と同様、大切にしています。角材ではなく丸太のままの梁を使うのは、より強度に富んでおり、大空間もしっかりと支えてくれるから。昔の棟梁たちは木の性質を見極めて、反りやねじれなども巧みに利用して、百年以上も大屋根を支えてびくともしない骨組みを組み上げました。栄建築でもその伝統の技を受け継いで、丸太梁のある家をつくり続けています。


丸太梁を“あらわし”に

丸太梁を“あらわし”に

せっかくの丸太梁を天井で隠してしまうのはもったいない。最近ではお客様のご希望もあって、丸太梁をそのまま見せる“あらわし”という手法を用いることも多くなりました。その分天井が高くなり、がっしりとした木の梁がそのまま見えることで、建物に重厚さとあたたかみが加わるという効果を生んでいます。

洋風のモダンな空間にも、和の空間にも違和感なく溶け込む丸太梁。
あなたの家づくりにも取り入れられてはいかがでしょうか。

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